公演20周年を迎えたそうですね。良く聞くけど、観に行ったのは初めてでした。
欲を言えば主人公のジャン・バルジャンは鹿賀丈史で観たかったけど…今回は違うキャストでした。
でも、コゼットの養母役が森久美子だったよ!
すごい存在感だったよ!!
昔、この役を夏木マリがやって「人を殺しかねない怪演」を称されててものすごく興味がある。
リトル・コゼットをこきつかい、経営する宿屋では、宿泊客の荷物をちょろまかし、パリに出てはスリ、強盗ととんでもない夫婦役なんですが、森久美子はちょっとギャグぽかった。旦那役は引越しのサカイでおなじみの徳井優で、動きがコミカルだし。
ストーリーの知識って小学生向けの「ああ、無情」小説を読んだくらいしかないのですが…しかもおぼろげ。
すでにパンを盗んで19年投獄されて、仮出所するシーンから始まりました。
銀食器盗んであっという間に市長になってた。
なんやかんやでコゼットを引き取りに行くまでがあっという間なんですが、リトル・コゼットが本当のこどもなんですね…!すんごいかわいい。
おっさんとこどもの組合わせが非常に萌え…!な私ですが、ジャン・バルジャンとリトル・コゼットの組合わせは萌え以外の何者でもなかった。
手をつないで歩くふたり。
ぼろい服の上にきれいなおべべを着せてあげるジャンなんて、うおおおおおおおおおおお
すんごい萌えた。油断してた!
リトル・コゼットとジャンのシーンなんてほんの数分しかないんですけどね。
その後なんやかんやでコゼットと学生運動してるマリウスの恋があって、ジャンが死ぬ時にはコゼットのママが迎えに来るのですが、結構胸にジーンとくるものがありました。
こども役は本当にこどもがやっているようで、すごいな~と思いました。
チョイ役とかでなく、結構重要なシーンだったりするし(銃弾に撃たれる見せ場があったり)きちんとソロで歌ったり。
ストーリーは展開が早いので、原作をもっと知っていた方が楽しめるのかなーと思いましたが、舞台が円卓のようにくるくると回る仕掛けになっていて、学生運動やら革命のシーンで走り回る市民の様子にスピード感があってよかった。
つうか役者が結構本気で走ってるぽくない?
回転するから、舞台が360℃観られる感じでなんだか楽しい。
最後は何度も何度も挨拶に出てきてくれて、スタンディングオベーションでした。
何か良いものを観た…!って感じがする舞台でしたな…
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